小説紹介~乙女の港~
日曜日。
実家なのでプリキュアは視聴できませんでした。
残念。。
ジュウオウジャーだけ見ました。
敵側の方にもドラマがありそうなのが良いですね!
今回でクバル株がストップ高です!
脚本がプリンセスプリキュアの田中仁さんでしたので、
演出やセリフ回しのレベルも高かったですね!
今後も楽しみにしています。
本日ご紹介するのはこちら。
オススメ度:★★★★☆(4/5)
ミッションスクールに通う3人の少女が主人公。
彼女たちの三角関係が話の筋です。
主人公は三千子という女の子。
ある日、先輩の二人から、自分とエスにならないか、
という手紙を貰います。
一人は洋子という、穏やかでおしとやかなお姉さま、
もう一人は克子という、快活で積極的なお姉さま。
三千子は一人の先輩とだけ仲良くなることに疑問を持っていて、
二人ともと仲良くなりたいと思っています。
そのため、周囲にどっちつかずな印象を持たれてしまったり、
克子の負けず嫌いな性格のため、洋子に辛く当たったり、
という展開もありますが、最終的には三人の今後の良好な関係を暗示させる終わり方をします。
なにぶん作者が川端康成で、挿絵も当時出版されたとおりの中原淳一のものが使用されています。
この作品をはじめ、当時の少女小説の多くが戦火で消失してしまっているそうですので、
資料的な価値も高い作品かと思います。
あとは、最後の解説の部分で昨今の百合への人気の高まりを受けて、
マリみてや百合について触れられています。
なかなか興味深いことが書いてあるので、一読する価値はあるかと思います。