小説紹介~黄昏の彼女たち~
日曜日。
DQ5は天空への塔まで行きました。
ゴレムスが仲間になりました!
そういえば、息子はアスカ、娘はモモカにしました。
由来は、どっちもプリンセスプリキュアです。
今日のプリキュアですが、
相変わらずはーちゃんがかわいいですね!
そしてさり気なくリコの手を取るみらいとか、
色々はーちゃんに教えてあげるところとか、
完全に子どもを育てる夫婦の図でとても良かったです!
はーちゃんの部屋のセンスはどうかとおもいましたが。
さて、本日は日曜日ですので、小説です。
オススメ度:★★★☆☆(3/5)
上下巻です。
この作者さまは、この作品の他に「半身」と「荊の城」と二つ、
百合モノのサスペンス系の小説を書かれているのですが、
コレが直近で書かれたものです。
あらすじとしては、1922年、第一次大戦で父と兄弟を失った主人公のフランシスは、
広い屋敷に母と二人で暮らしていたのですが、お金に困ったので、下宿人を住まわせることにします。
そこでレナードとリリアンという若い夫婦が住み始めるのですが、
フランシスは、自分より年下のリリアンと親しくなっていきます。
そしていつしか二人の関係は一線を超えてしまうのですが、
そのことをレナードに知られてしまい・・・。
といった具合です。
この作品がサスペンス、ということで、少しネタバレしますと、
レナードが、ある人物によって殺されてしまいます。
犯人はそのことを隠蔽するために色々と細工をするのですが、
その後、事件は犯人も予想だにしない展開になります。
構成として、上巻まではフランシスとリリアンが出会って、
親しくなり、逢瀬を重ねるところが多く描かれていて、
人妻と恋仲になるというインモラルな行為はありつつも、大きな事件もなく展開します。
しかし、下巻、正確には上巻のラストからは、
人様の嫁に手を出したゆえの問題が様々に降りかかります。
物事がフランシスとリリアンにとってどんどん悪い方に進んでいくのですが、
そんな状況でも二人がお互いを好きなのが、百合的な見どころかと思います。
あと個人的な感想として、リリアンは人妻なのに結構愛が重い系です。
具体的な行動は伏せますが、
彼女は他の何よりもフランシスへの想いを優先しているさまが見て取れます。
愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!
愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!
私はこの作者さまの作品では、「荊の城」が好きです。
紆余曲折ありますが、こちらの作品の主人公カップルはハッピーエンドです。
こちらの作品もまた別の日にご紹介しようと思います。